こんばんは、白キコです。

今日も仕事ツカレタ。


それはそれとして、今思えばすごいなって人の話をします。


自分は学生時代焼肉屋でアルバイトをしていました。最初キッチンで入って後にホールの仕事もしていました。トータル2年ぐらい働いていたと思います。

お話したいのはそこの厨房にいたおっちゃんです。

おっちゃんは足の障害を持っていました。

50代のおっちゃんで杖をついて歩いていたので怪我なのかなと最初思ってたんですがベテランバイトの話を聞くとどうやら小児麻痺だったらしいです。

生まれた時からずっと足を引きずりながら歩いてきたんだ、と思えば健常者からすると苦難の半世紀だったと想像に難くありません。当時は不便だろうな、と思いながら一緒に働いていました。逆にそのくらいにしか考えていなかったとも言えます。



時は流れて。




よくいく床屋で働いているおっちゃんがいるんですが、そのおっちゃんも足を引きずって働いています。



ああ、昔もいたな、足引きずっているおっちゃん・・・。






でも、今、抱く感情は昔のそれではありません。

すごく尊敬の眼差しで見てしまうんです。




そのおっちゃんがどういう経緯で足をひきずっているかはわかりません。でもあの様子を見ると相当長い期間自分のハンデと付き合っているように思えました。

多分、障害を負ったおっちゃんたちは今後自分がどのように生きていくか考えたんだと思います。

足が不自由だから、手に職をつけるしか生きる道がないとそう心に決めたのでしょう。

あるおっちゃんは調理師に、あるおっちゃんは理容師になりました。


限られた選択肢の中で、限られた選択肢だからこそ、健常者に負けないように努力して、あきらめず、生きるために自分の技量を磨いたんだと思います。




改めて自分の恵まれた環境に感謝するとともにもっと真剣に生きること、職業とは何かを考えなければいけないなと感じました。

男は死ぬまで働く宿命を背負っています。働くこととは生きること。
今の仕事をずっと続けたいと思っていますし、その決意がおっちゃんたちに劣っているとも思いません。でもその決意を志したのがおっちゃんたちは多分もっと若くしてだったろうし、自分はここ最近ってことを考えれば自分は若い時に結構な時間を適当に考えて、悪くいえば人生をナメていたと言っていいかもしれません。


いつか偉くなれる。

いつか金持ちになれる。

いつか幸せになれる。




そう思っていた時期が自分にもありました。




今は努力と工夫の上に幸せは成り立つと考えられるようになりました。三十路を前に遅すぎますが、今気づけてよかったとも思います。




明日も仕事です。その幸せをかみしめて、おやすみなさい。

コメント

はやて
2012年5月16日21:48

自分が普通に仕事して生きていけるということがどれだけ幸せなことか、この日記を読んで改めて思いました。
だからこそ、自分の仕事に誇りを持って、定年までこの仕事を続けるという信念を貫かないといけませんね。

白キコ@ISSA
2012年5月17日0:30

>はやてさん
同感です。しかし我々のサムネでは説得力が皆無であります!どうしよう^^;

火炎ひろ@クレイジーの人
2012年5月17日3:28

ある程度の縛りがあったほうが、目標がはっきりする

ってのもあるんじゃないでしょうか?

何でも出来るんだから好きにしろ
って結構辛くないですか?

って言う甘えです

白キコ@ISSA
2012年5月17日15:14

>火炎ひろさん
何でも出来るから何も出来ないという真理。
人生なんてヴィンテージ環境と一緒ですよww

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