【徹底考察】MTGにおいての覇気は存在するのか【完全版】
2013年6月5日 趣味 コメント (2)こんばんは、白キコです。
ちょっと間があいてしまいました、すみません。
草の根界隈でも耳にする「あいつ覇気あるなー」という会話。もちろん元ネタはワンピースの覇気です。ワンピースの世界での覇気は一段上の力を持つキャラの標準的能力で目に見えて変化はないけど威圧感、攻撃力、回避力がハンパない事を指す能力です。ポイントは目に見えて変化が無いというのですね。
目に見えない部分、マジックで言えば盤面とは関係ない部分で自分に有利にすることが出来るという点ではないでしょうか?
ワンピースでの覇気は今のところ3種類
【覇王色】・・・力が劣る相手を戦闘不能にさせる
【武装色】・・・攻撃力が大幅に上がる、能力者にもダメージを与える
【見聞色】・・・相手の動きを予見する
順番は前後しますが【武装色】の覇気から。
MTGにおける強さというのはもちろんデッキパワー、カードパワーの事です。相手にやりたいことをさせずに叩き潰す力、それこそがMTGにおける武装色でしょう。これを定義するなら大会にデッキを持ちこんだ時点である程度強さは決まっています。ただデッキパワーというのは相対的なもので、どんなに強いデッキでも相性がある程度存在するので絶対的な強さとならないのがMTGの面白いところ。
そんな中でもその相性差を埋めるべく日々調整に勤しむわけですからこれは修行以外の何物でもない。修行によって強くなる様はまさに武装色を高めていく事と同義。武装色の覇気=デッキパワーということが言えると思います。さらに踏み込めばメタを読んだ上でのデッキ選択とも言えるかもしれません。
次に【見聞色】の覇気
MTGでの先見性というのはゲームプランの構築だと思います。自分の手札を見て、盤面を見て、相手のデッキタイプを考えてどのように相手を倒すか決めます。大雑把に言えばプレイング、ということになりますね。ただプレイング自体はうまい下手はあるもののみなさん行っている事ですのでそれすなわち覇気とは言いがたい。
ここではあえて「洞察力」としたいと思います。自分の経験からですが強い人はやはり読みが鋭い。将棋マンガ、月下の棋士でいうところ猖獗(しょうけつ)するタイミングがあるんです。
もちろんMTGは不完全情報ゲームなので予期せぬ方向にゲームが動くことは多いです。しかし勝ち筋に向けて動いていくのに変わりはないので読みの精度を上げていくことが強さにつながると考えています。洞察力=ゲームの管理力、例えば相手のサイドボーディングの枚数は何枚か?手札をシャカパチしない相手ならばトップからのプレイかハンドからのプレイか?ランドセットの数は誤魔化されていないか?など、イカサマの防止にもつながります。
つまり見聞色の覇気=広義のプレイング技術、狭義の洞察力ということが出来ると思います。
最後に【覇王色】の覇気。
ワンピースの世界の覇王色は一部の限られた強者にしか与えられていないレアな能力です。存在するだけで周囲に威圧感を与え、勝負すらさせてもらえない。ダイ大でいうところのバーンの第三の眼の能力みたいなものです。
「雰囲気に飲まれる」という言葉もある通り、勝てない雰囲気を察したこと、勝ってはいけない空気というのを感じたこと、皆さんあると思います。まさにそれがMTGにおける覇王色の覇気ではないでしょうか?
正直、ナベやなかしゅーさんとマッチアップされたら勝てる気あんまりしません。実際やれば勝てることもあるんでしょうけど、対戦相手がかなりの強者だとわかっていたら弱いプレーヤーは委縮してしまわないとも言えない気がします。最たる例が全盛期のモリカツで、実際対戦したことがあるんですが「なんだコイツ!?」と思わせる雰囲気がありました、もちろんいい意味で。一瞬でも手を間違えたら付け込まれて負けさせられるような、そんなオーラを感じました。
じゃあそのオーラはどこから来るのかと言えば、やはり「結果を出している」という事だと思います。いつも負け越しているのにただ威圧的なプレーヤーは覇気をだしているとは言えません。逆説的に言えば「強い」からこそ「結果を出している」わけで、その強さは武装色的なデッキパワーと見聞色的なプレイングを兼ね備えているはずです。
覇王色の覇気持ちプレーヤー同士の対戦の場合、ギャラリーはその雰囲気に圧倒されるでしょう。しかし実際同じ程度の力量の相手なら当事者たちはそんな事感じないと思います。むしろ対戦を楽しんでいるのではないでしょうか。
つまりMTGに覇王色の覇気は自分が発するものではなく、相手が感じるものではないかと思います。相手が緊張して、委縮して勝手にマリガンミスしたり、プレイングミスしたり、サイドボーディングミスしたり、判断力を鈍らせるものではないかと。
プロツアーでは全プレーヤーが覇王色、武装色、見聞色を持っているのでもしモブがその場に紛れ込んだら瞬殺されるでしょう(誰の事とは言ってないww
ハンタのヒソカ曰く「全裸で南極で立っていながらなぜ寒いのか分かっていないようなもの」が適切な表現だと思います。
各々瞬間的にひらめいたり、相手がミスしたりすることがあると思いますがそれはプレーヤーがもともと持っている覇気をコントロールしきれていないと、ワンピース的な表現をすれば言えるのではないでしょうか。覇気は鍛えられる。しかし覇王色を纏えるようになるのには並大抵の戦績では無理。こう考えるとMTGにおける覇王色は相対的なものなのかもしれませんね。
マリガンする、させる、は確率論であるのでいずれは収束すると思いますが大舞台で活躍する人はそういった場面でマリガンしない、させる力があるとするならばそれも覇気といえるのかもしれません・・・。
~あとがき~
FNM=イーストブルー
草の根、GPT=グランドライン初期
PTQ、GP=グランドライン中期
PT=新世界
WMC=ラフテル
お前の懸賞金は何億だ!?
ちょっと間があいてしまいました、すみません。
草の根界隈でも耳にする「あいつ覇気あるなー」という会話。もちろん元ネタはワンピースの覇気です。ワンピースの世界での覇気は一段上の力を持つキャラの標準的能力で目に見えて変化はないけど威圧感、攻撃力、回避力がハンパない事を指す能力です。ポイントは目に見えて変化が無いというのですね。
目に見えない部分、マジックで言えば盤面とは関係ない部分で自分に有利にすることが出来るという点ではないでしょうか?
ワンピースでの覇気は今のところ3種類
【覇王色】・・・力が劣る相手を戦闘不能にさせる
【武装色】・・・攻撃力が大幅に上がる、能力者にもダメージを与える
【見聞色】・・・相手の動きを予見する
順番は前後しますが【武装色】の覇気から。
MTGにおける強さというのはもちろんデッキパワー、カードパワーの事です。相手にやりたいことをさせずに叩き潰す力、それこそがMTGにおける武装色でしょう。これを定義するなら大会にデッキを持ちこんだ時点である程度強さは決まっています。ただデッキパワーというのは相対的なもので、どんなに強いデッキでも相性がある程度存在するので絶対的な強さとならないのがMTGの面白いところ。
そんな中でもその相性差を埋めるべく日々調整に勤しむわけですからこれは修行以外の何物でもない。修行によって強くなる様はまさに武装色を高めていく事と同義。武装色の覇気=デッキパワーということが言えると思います。さらに踏み込めばメタを読んだ上でのデッキ選択とも言えるかもしれません。
次に【見聞色】の覇気
MTGでの先見性というのはゲームプランの構築だと思います。自分の手札を見て、盤面を見て、相手のデッキタイプを考えてどのように相手を倒すか決めます。大雑把に言えばプレイング、ということになりますね。ただプレイング自体はうまい下手はあるもののみなさん行っている事ですのでそれすなわち覇気とは言いがたい。
ここではあえて「洞察力」としたいと思います。自分の経験からですが強い人はやはり読みが鋭い。将棋マンガ、月下の棋士でいうところ猖獗(しょうけつ)するタイミングがあるんです。
『猖獗』(しょうけつ:静かに荒ぶるの意)と称される常軌を逸した集中力で最終局面まで読みきるが、命を激しく消耗する荒業
もちろんMTGは不完全情報ゲームなので予期せぬ方向にゲームが動くことは多いです。しかし勝ち筋に向けて動いていくのに変わりはないので読みの精度を上げていくことが強さにつながると考えています。洞察力=ゲームの管理力、例えば相手のサイドボーディングの枚数は何枚か?手札をシャカパチしない相手ならばトップからのプレイかハンドからのプレイか?ランドセットの数は誤魔化されていないか?など、イカサマの防止にもつながります。
つまり見聞色の覇気=広義のプレイング技術、狭義の洞察力ということが出来ると思います。
最後に【覇王色】の覇気。
ワンピースの世界の覇王色は一部の限られた強者にしか与えられていないレアな能力です。存在するだけで周囲に威圧感を与え、勝負すらさせてもらえない。ダイ大でいうところのバーンの第三の眼の能力みたいなものです。
「雰囲気に飲まれる」という言葉もある通り、勝てない雰囲気を察したこと、勝ってはいけない空気というのを感じたこと、皆さんあると思います。まさにそれがMTGにおける覇王色の覇気ではないでしょうか?
正直、ナベやなかしゅーさんとマッチアップされたら勝てる気あんまりしません。実際やれば勝てることもあるんでしょうけど、対戦相手がかなりの強者だとわかっていたら弱いプレーヤーは委縮してしまわないとも言えない気がします。最たる例が全盛期のモリカツで、実際対戦したことがあるんですが「なんだコイツ!?」と思わせる雰囲気がありました、もちろんいい意味で。一瞬でも手を間違えたら付け込まれて負けさせられるような、そんなオーラを感じました。
じゃあそのオーラはどこから来るのかと言えば、やはり「結果を出している」という事だと思います。いつも負け越しているのにただ威圧的なプレーヤーは覇気をだしているとは言えません。逆説的に言えば「強い」からこそ「結果を出している」わけで、その強さは武装色的なデッキパワーと見聞色的なプレイングを兼ね備えているはずです。
覇王色の覇気持ちプレーヤー同士の対戦の場合、ギャラリーはその雰囲気に圧倒されるでしょう。しかし実際同じ程度の力量の相手なら当事者たちはそんな事感じないと思います。むしろ対戦を楽しんでいるのではないでしょうか。
つまりMTGに覇王色の覇気は自分が発するものではなく、相手が感じるものではないかと思います。相手が緊張して、委縮して勝手にマリガンミスしたり、プレイングミスしたり、サイドボーディングミスしたり、判断力を鈍らせるものではないかと。
プロツアーでは全プレーヤーが覇王色、武装色、見聞色を持っているのでもしモブがその場に紛れ込んだら瞬殺されるでしょう(誰の事とは言ってないww
ハンタのヒソカ曰く「全裸で南極で立っていながらなぜ寒いのか分かっていないようなもの」が適切な表現だと思います。
各々瞬間的にひらめいたり、相手がミスしたりすることがあると思いますがそれはプレーヤーがもともと持っている覇気をコントロールしきれていないと、ワンピース的な表現をすれば言えるのではないでしょうか。覇気は鍛えられる。しかし覇王色を纏えるようになるのには並大抵の戦績では無理。こう考えるとMTGにおける覇王色は相対的なものなのかもしれませんね。
マリガンする、させる、は確率論であるのでいずれは収束すると思いますが大舞台で活躍する人はそういった場面でマリガンしない、させる力があるとするならばそれも覇気といえるのかもしれません・・・。
~あとがき~
FNM=イーストブルー
草の根、GPT=グランドライン初期
PTQ、GP=グランドライン中期
PT=新世界
WMC=ラフテル
お前の懸賞金は何億だ!?
コメント
草の根の四皇じゃないですかーやだー、勝負どころでマリガンさせるのが覇気。