人間デッキの隆盛、それはまだ序章に過ぎない
2016年4月11日 Magic: The Gatheringこんばんは、白キコです。
イニストラードを覆う影が発売されわずか三日ですがすでに人間デッキパーツが値上がりしアヴァシン、石の宣告が高値で販売されています。SCGで人間デッキが勝っているのは母数が多いということもあると思いますが一番の理由は除去の質が原因だと思っています。
・そもそも人間デッキの強みとは?
白ウィニーの強みはテンポのいい展開と全体強化、そして少ない除去でブロッカーを排除して速やかに殴りきる速攻です。これは昔から変わっていません。現在はミッドレンジ型でも強いですがこれはオジュタイ、アヴァシン、ギデオン、徴税の大天使など4マナ以上の生物でも十分他色と戦うことが出来るようになっているからです。昔は白の中マナ域はそれほど強くなかったですね。悪斬がいたころは低マナ域が強くなかったので白ウィニーは辛かったです。
・白ウィニーの弱点
テンポのいい除去呪文、そして全体除去です。結局除去です。1、2ターン目で生物を展開して3ターン目全体強化、多少除去られても後続が続いてシナジーでサイズを大きくして勝ちがA定食。それを除去、除去、デカブツと相手にやられると平場で4ターン目を迎えることになるためコントロールならそのままコントロールされ、ミッドレンジなら生物のサイズで押しつぶされます。サイド後は当たり前のように全体除去が飛んでくる為3体以上の展開はためらわれるところです。タフネス由来の全体除去が多いので5マナ域までは安心なのが最近のマジックですがアンセム置く前の全体2点ダメージ、-2修正はテンポロス甚だしいのでやはり苦手です後手ならさらに顕著。
・白ウィニーに勝つには?
基本は除去ですが先手・後手で戦略は若干変わります。ウィニー側が先手の場合は除去を意識します。1対1交換を意識してダメージレースを先行させない事、場を平たくすることを第一に考えます。引き付けすぎるとタフネスあげられたり場から一時的に退避させる呪文で躱されるので欲張らないことが重要です。
自分が先手なら逆に展開を優先します。ウィニーなので重いマナ域は強くないはずなので先に脅威を展開してブロッカーを排除しながらダメージレースを先行させます。
あれ?どこかで聞いたことがあるような気がしませんか?そう、リミテッドと変わらないんですよ。テンポのいい展開、少ない除去、強化呪文、まんまです。白は全体除去をのぞけば簡単にアドを取れるカードと直接ダメージが無い色なので盤面のカードが全て、それだけで勝ちを目指します。マジックの古い格言で私が常に心掛けている大好きな言葉があります。
「白がカードアドバンテージを捨ててライフを守るのは勝ちが決まる数瞬しか無い」
白使いならこの意味がよく分かると思います。
・今後のメタの推移について
環境序盤はビートダウンが勝ちやすい、そして当たり前に結果を残しました。しかし白系ビートダウンは展開が読まれやすく、愚直なのでコントロールに弱いです。そもそも《反射魔道士/Reflector Mage(OGW)》は自分で使って強いので使われてもちろん辛い。またほとんどの除去がソーサリータイミングの為構える動きが出来ず、劣勢に回ると巻き返せないのでテンポロスするとそのまま負けます。現在のスタンダードの除去は追放除去がほとんどなので《搭載歩行機械(ORI)》や《作り変えるもの/Matter Reshaper(OGW)》などの死亡誘発生物には強いですがインスタントは苦渋の破棄くらいなので後の先が取れず受ける側がどうしても不利です。ライフロスも痛いですよね。幸い低マナ域の除去は白が強いので活躍していますが普通に《究極の価格(DTK)》や《焦熱の衝動(ORI)》がメインで積まれるようになると途端に白ウィニーは勝てなくなると踏んでいます。そしてミッドレンジ化、というところまで読めます。《ドロモカの命令(DTK)》が同型に強い白緑人間、反射魔導士・オジュタイが使える白青、黒を使った白黒エルドラージなど今後はどんどん派生していくはずです、今もそうですがもっと顕著になってくると思います。低速化すると石の宣告が弱くなるので枚数が減って除去が散らされて・・・となりそうです。
・結論
白ウィニーに勝ちたければ
「インスタント除去でテンポを削げ!」
「全体除去でアドを取れ!」
「先に脅威を展開しろ!」
当たり前の事ですが当たり前の事をすれば自然と相手が息切れします。
・逆説的にですが
ですので私がデッキを組む時は常にマナフラッドの受けを用意します。以前なら《見えざるものの熟達(FRF)》、今なら《変位エルドラージ/Eldrazi Displacer(OGW)》です。昔のイニスト・ラブニカ時代は《ならず者の道(ORI)》、ミラディン・イニスト時代はムーアランドの憑依地や装備品・ミシュラランドでしたね。
敵を知り、己を知れば百戦危うからず ~孫子
イニストラードを覆う影が発売されわずか三日ですがすでに人間デッキパーツが値上がりしアヴァシン、石の宣告が高値で販売されています。SCGで人間デッキが勝っているのは母数が多いということもあると思いますが一番の理由は除去の質が原因だと思っています。
・そもそも人間デッキの強みとは?
白ウィニーの強みはテンポのいい展開と全体強化、そして少ない除去でブロッカーを排除して速やかに殴りきる速攻です。これは昔から変わっていません。現在はミッドレンジ型でも強いですがこれはオジュタイ、アヴァシン、ギデオン、徴税の大天使など4マナ以上の生物でも十分他色と戦うことが出来るようになっているからです。昔は白の中マナ域はそれほど強くなかったですね。悪斬がいたころは低マナ域が強くなかったので白ウィニーは辛かったです。
・白ウィニーの弱点
テンポのいい除去呪文、そして全体除去です。結局除去です。1、2ターン目で生物を展開して3ターン目全体強化、多少除去られても後続が続いてシナジーでサイズを大きくして勝ちがA定食。それを除去、除去、デカブツと相手にやられると平場で4ターン目を迎えることになるためコントロールならそのままコントロールされ、ミッドレンジなら生物のサイズで押しつぶされます。サイド後は当たり前のように全体除去が飛んでくる為3体以上の展開はためらわれるところです。タフネス由来の全体除去が多いので5マナ域までは安心なのが最近のマジックですがアンセム置く前の全体2点ダメージ、-2修正はテンポロス甚だしいのでやはり苦手です後手ならさらに顕著。
・白ウィニーに勝つには?
基本は除去ですが先手・後手で戦略は若干変わります。ウィニー側が先手の場合は除去を意識します。1対1交換を意識してダメージレースを先行させない事、場を平たくすることを第一に考えます。引き付けすぎるとタフネスあげられたり場から一時的に退避させる呪文で躱されるので欲張らないことが重要です。
自分が先手なら逆に展開を優先します。ウィニーなので重いマナ域は強くないはずなので先に脅威を展開してブロッカーを排除しながらダメージレースを先行させます。
あれ?どこかで聞いたことがあるような気がしませんか?そう、リミテッドと変わらないんですよ。テンポのいい展開、少ない除去、強化呪文、まんまです。白は全体除去をのぞけば簡単にアドを取れるカードと直接ダメージが無い色なので盤面のカードが全て、それだけで勝ちを目指します。マジックの古い格言で私が常に心掛けている大好きな言葉があります。
「白がカードアドバンテージを捨ててライフを守るのは勝ちが決まる数瞬しか無い」
白使いならこの意味がよく分かると思います。
・今後のメタの推移について
環境序盤はビートダウンが勝ちやすい、そして当たり前に結果を残しました。しかし白系ビートダウンは展開が読まれやすく、愚直なのでコントロールに弱いです。そもそも《反射魔道士/Reflector Mage(OGW)》は自分で使って強いので使われてもちろん辛い。またほとんどの除去がソーサリータイミングの為構える動きが出来ず、劣勢に回ると巻き返せないのでテンポロスするとそのまま負けます。現在のスタンダードの除去は追放除去がほとんどなので《搭載歩行機械(ORI)》や《作り変えるもの/Matter Reshaper(OGW)》などの死亡誘発生物には強いですがインスタントは苦渋の破棄くらいなので後の先が取れず受ける側がどうしても不利です。ライフロスも痛いですよね。幸い低マナ域の除去は白が強いので活躍していますが普通に《究極の価格(DTK)》や《焦熱の衝動(ORI)》がメインで積まれるようになると途端に白ウィニーは勝てなくなると踏んでいます。そしてミッドレンジ化、というところまで読めます。《ドロモカの命令(DTK)》が同型に強い白緑人間、反射魔導士・オジュタイが使える白青、黒を使った白黒エルドラージなど今後はどんどん派生していくはずです、今もそうですがもっと顕著になってくると思います。低速化すると石の宣告が弱くなるので枚数が減って除去が散らされて・・・となりそうです。
・結論
白ウィニーに勝ちたければ
「インスタント除去でテンポを削げ!」
「全体除去でアドを取れ!」
「先に脅威を展開しろ!」
当たり前の事ですが当たり前の事をすれば自然と相手が息切れします。
・逆説的にですが
ですので私がデッキを組む時は常にマナフラッドの受けを用意します。以前なら《見えざるものの熟達(FRF)》、今なら《変位エルドラージ/Eldrazi Displacer(OGW)》です。昔のイニスト・ラブニカ時代は《ならず者の道(ORI)》、ミラディン・イニスト時代はムーアランドの憑依地や装備品・ミシュラランドでしたね。
敵を知り、己を知れば百戦危うからず ~孫子
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